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クリニックの集客方法|困りごと別に、医療広告のルールの中でできること

クリニック・歯科医院の口コミについて、患者さんが書いたもの・依頼したもの・削除・転載・返信がそれぞれ医療広告の規制の対象になるかをまとめた表

クリニックの集客(集患)は、近くで医療機関を探している人に、診療時間・診療科目・場所・院内の様子を正確に伝え、迷わず来院してもらうことがいちばんの基本です。ほかの業種と大きく違うのは、ホームページだけでなく、Googleマップのプロフィールや口コミの集め方にも、医療広告のルールが関わることです。

この記事では、内科・皮膚科・整形外科などのクリニックによくある困りごとごとに、厚生労働省の医療広告等ガイドラインとQ&A、事例解説書、Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプをもとに、できることをまとめます。営業時間の基本や口コミのGoogleのルールのように、業種を問わない話は「店舗集客の方法」で扱っています。判断に迷う表現は、所在地の医療広告の相談窓口に確認してください。歯科医院については、診療科名や自費診療の費用の書き方など、歯科ならではの決まりを「歯科医院の集客方法」にまとめています。

出典

いずれも2026年10月に確認

最初の1ヶ月無料。口コミの返信文は医療広告のルールに沿って作り、ご確認いただいてから返信します。月4,980円(税込)で、毎月の同業との比較表も含まれます。含まれる作業と料金を見る

クリニックの集客(集患)方法は、主に6つ

クリニックが患者さんに来てもらう方法は、主に次の6つです。ホームページに限らず、Googleマップや口コミの集め方にも医療広告のルールが関わるので、どの方法でも同じ基準で書くことを前提にします。

方法得意なこと弱いところ(気をつけること)
Googleマップ(MEO対策)今日開いている近くの医院を探す人に見つけてもらう治療前後の写真や体験談は載せない
医院のホームページ診療内容や自由診療の費用・リスクを説明する口コミの転載など、体験談は載せない
医療機関の検索サイト診療科や地域で探す人に見てもらう診療時間がほかの場所と食い違わないようにする
Web予約・順番受付来院前に予約や受付を済ませてもらう予約先がGoogleマップと違うと迷わせる
院内の掲示・受付での案内休診日や時間の変更を、通院中の方に伝える新しい患者さんには届かない
口コミ受付や院内の様子を、初めての人に伝える良い口コミだけを頼むと、広告と見なされることがある

このほか、近くの病院や、専門の違う診療所との連携で、患者さんを紹介してもらう道もあります。紹介を受けて来る患者さんも、初めて来る場所なので、Googleマップで場所や駐車場、診療時間を確かめてから来ることがあります。紹介の先がどこであっても、地図の情報が正しいことが前提になります。

Googleマップで見つけてもらい、選んでもらうための取り組みは、一般にMEO対策と呼ばれています。Googleビジネスプロフィールは無料で使え、診療時間・休診日・診療科目・院内の写真を載せられます。体調を崩してから近くの医療機関を探す人は、今日診てもらえるかと場所をまず知りたいので、ここが正確かどうかで来院につながるかが変わります。近くの同じ診療科のクリニックと比べて、自院がGoogleマップで何番目に表示されているか、口コミの数と評価がどれくらい違うかは、近隣のクリニックと比べられる無料のページに医院名と地域を入れると確かめられます。登録は必要ありません。この記事は、6つの方法の中でもGoogleマップを中心に、医療広告のルールに沿ってできることをまとめています。

困りごと別に、まずやること

困りごとルールの中でやること
新しい患者さんが来ない「今から行って診てもらえるか」が分かるよう、診療時間・予約・診療科目・入口を正確に載せます
患者さんが減った・集客が落ちた「パフォーマンス」で閲覧数・電話・ルートが減った時期を確かめ、診療時間の変更や口コミの変化と照らし合わせます
時間外や休診日に来られてしまう午前・午後を分けた診療時間と、臨時休診を、Googleマップでも登録します
待ち時間などの悪い口コミが気になる削除を頼むのではなく、事実に沿って、治療の内容に触れずに返信します
口コミを頼んでいいか分からない「良い口コミを」とは頼まず、感想を自由に書いてもらう形にとどめます
自由診療を知ってもらいたいGoogleマップには効果を書かず、ホームページで費用やリスクと一緒に説明します

急に患者さんが減ったと感じるときの確かめ方は、「Googleマップの順位が上がらない・急に下がったとき」に順番にまとめています。

まずは、医療機関の集客がほかの業種と違うところを確かめておきます。

医療機関の集客が、ほかの業種と違うところ

医療法第6条の5は、医業・歯科医業や病院・診療所について、「広告その他の医療を受ける者を誘引するための手段としての表示」を規制しています。2017年の法改正で、医療機関のウェブサイトも規制の対象になりました。

医療広告等ガイドラインでは、次の3つをすべて満たすものを医療広告と判断するとしています。

  1. 誘引性:患者の受診などを誘引する意図がある
  2. 特定性:医師の氏名や医療機関の名称が特定できる
  3. 医業・歯科医業や病院・診療所に関する内容である

医療機関の名前で、受診してもらうために載せるGoogleビジネスプロフィールの説明・写真・投稿は、この考え方に当てはまりうるものです。プロフィールも、ホームページと同じ基準で書いておくのが安全です。

医療広告では、虚偽広告、比較優良広告、誇大広告などのほか、患者などの主観や伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談と、誤認させるおそれがある治療前後の写真の広告が禁止されています。また、規制の対象は「何人も」とされ、医療機関だけでなく、広告代理店なども含まれます。

新しい患者さんが来ないとき

医療機関を探す人は、体調が悪かったり、急いでいたりすることが少なくありません。お店選びのように比べる余裕はなく、「今から行って診てもらえるか」をすぐに知りたいと考えています。

確かめたいこと答える場所
今、開いている?受付は何時まで?営業時間を午前・午後に分けて登録し、受付終了の時刻を説明に書きます
予約がないと診てもらえない?予約制か、予約なしでも受け付けるかを説明に書きます。予約ページがあればリンクを入れます
何科を診てもらえる?カテゴリと説明で、診療科目を正確に伝えます
駐車場は?車椅子で入れる?属性(駐車場・バリアフリー)で答えます
入口はどこ?写真(ビルの入口・エレベーター・看板)で答えます

Googleマップで、クリニックが整えたいこと

項目ポイント
カテゴリ「内科」「皮膚科」など、実際の診療にいちばん当てはまるものを選びます
写真外観・入口・受付・待合室・診療室を載せます。治療前後の写真は載せません
説明診療科目、予約の要否、駐車場、バリアフリーなどの事実を書きます。「No.1」「最先端」は使いません
ウェブサイトホームページや予約ページのURLを入れます
名称看板どおりにします。「〇〇駅 歯医者 痛くない」のような言葉は付け足しません

写真

初めての方にとって、受付や待合室の雰囲気は来院を決める手がかりになります。外観・入口・受付・待合室・診療室の写真を載せ、入口が分かりにくい場合はビルの入口や看板の写真も加えましょう。

説明

Q&Aでは、「最先端」「最適」といった表現が誇大広告に当たり、「日本一」「No.1」などは事実であっても比較優良広告に当たるとされています。説明には、診療科目、予約の要否、駐車場、バリアフリー、対応している言語など、確かめられる事実を書きましょう。説明文の書き方は「Googleビジネスプロフィールの説明文の書き方」にまとめています。

時間外や休診日に来られてしまうとき

クリニックの診療時間は、午前と午後に分かれ、曜日によって午後が休みになるなど、ほかの業種より複雑になりがちです。Googleのヘルプでは、休憩時間があることを示すには、同じ曜日に時間帯の異なる2つの営業時間を登録するとしています。

  • 午前・午後を分けて登録します。昼休みの時間に「営業中」と表示されないようにするためです
  • 午後休診の曜日も、その日の時間帯で登録します。「木曜は午前のみ」のような曜日も、実際の時間どおりにします
  • 受付終了の時刻は、説明に書きます。診療終了の30分前に受付を締めるなら、そのことを書いておきます
  • 学会・研修などの臨時休診、祝日、年末年始は、特別営業時間で登録します。体調が悪い中で来て閉まっていた、というのはいちばん避けたいことです

ホームページ、医療機関の検索サイト、Googleマップで時間がばらばらだと、患者さんはどれを信じればいいか分かりません。変えたときは、すべての場所を同じ日に直すようにしましょう。

口コミを頼んでいいか分からないとき

ほかの業種では、来店した方に口コミをお願いすること自体は認められています。Googleも、特典と引き換えにしない、良い口コミだけを選んで頼まない、という条件で、口コミのお願いを認めています。

医療機関の場合は、これに加えて医療広告等ガイドラインのQ&Aの考え方があります。

  • 患者さんが医療機関からの影響を受けずに自分の意思で書いた口コミは、誘引性が生じず、医療広告には当たらないとされています
  • 医療機関が、患者やその家族に肯定的な体験談の投稿を依頼した場合は、有償・無償を問わず、誘引性が生じるとされています
  • 医療機関の依頼で、否定的な体験談を削除したり、肯定的な体験談を上に表示したりした場合も、誘引性が生じるとされています(名誉毀損などの不法行為に当たる場合の削除を除く)

「良い口コミをお願いします」「星5で」といった頼み方はしないようにしましょう。お願いする場合は、良い・悪いを問わず、感想を自由に書いてもらう形にとどめます。

集客の解説記事の中には、患者さんに口コミをお願いすることを、そのまま集客の方法として勧めているものもあります。医療機関の場合は、上の考え方を踏まえて頼み方を決めてください。

待ち時間などの悪い口コミが気になるとき

医療機関の口コミには、「待ち時間が長い」「受付の対応が冷たかった」といった、治療そのもの以外への不満がよく書かれます。気になっても、否定的な口コミを都合が悪いからと削除させることは、誘引性が生じるとされています(名誉毀損などの不法行為に当たる場合を除きます)。できることは、返信と、院内の改善です。

  • 待ち時間への不満が書かれたときは、お詫びと、混み合う時間帯や予約の取り方を短く書きます
  • 受付の対応への不満が書かれたときは、お詫びと、院内で共有したことを書きます。実際に改めたことがあれば、それも書きます
  • 治療の内容や、患者さんの症状には触れません。誰でも見られる場所なので、個人が特定されることも書きません

Googleのポリシーに違反している口コミの扱いは、「Googleの口コミは削除できる?」にまとめています。

口コミへの返信の考え方

口コミへの返信が医療広告に当たるかどうかは、ガイドラインには明記されていません。ただし、厚生労働省の事例解説書では、SNSについて、プロフィール・投稿・返信のどこかに虚偽・誇大・比較優良・体験談などが含まれていれば違反になるとしています。Googleマップの返信も、医療機関の名前で誰でも見られる場所に表示されるため、お礼と、受付や説明などの対応にだけ触れ、治療の内容や効果には触れないのが安全です。

返信の型と例文12選は「医療広告ガイドラインと口コミ対策」にあります。

良い口コミをホームページに転載しない

Q&Aでは、医療機関のウェブサイトに載せる治療等の内容や効果に関する体験談は広告が禁止されているとし、医療機関に都合のよい感想を選んで載せて強調することは、虚偽・誇大に当たるとしています。Googleマップの良い口コミを、ホームページやチラシに転載するのはやめておきましょう。

自由診療を知ってもらいたいとき

美容皮膚科の施術や、保険のきかない検査など、自由診療を知ってもらいたいクリニックもあります。歯科のインプラント・矯正・ホワイトニングの書き方は「歯科医院の集客方法」で扱っています。Googleマップの説明や投稿は広告と同じ基準で書く前提なので、効果や体験談、治療前後の写真で知ってもらおうとしないことが大切です。

詳しい説明は、ホームページに載せます。医療広告等ガイドラインでは、広告できる事項の範囲を超えて自由診療をウェブサイトで説明する場合、治療の内容、費用、主なリスクや副作用なども書くことが求められています。Googleマップには、自由診療を行っていることと、詳しい説明のあるページのリンクを載せるのが安全です。

近くの医療機関と比べてみる

Googleマップでは、近くのクリニックと並んで表示されます。写真の枚数、診療時間の登録、最新の口コミの日付などを、同じエリアで上位に出ている医療機関と比べると、優先して直すところが見えてきます。Googleは、ローカル検索の順位は主に関連性・距離・知名度で決まるとしています。

Googleマップの順位がどう決まるかについては、「MEO対策とは」で詳しく説明しています。

迷ったときの相談先

厚生労働省は、都道府県などの医療広告に関する相談窓口の一覧を公開しています。書いてよいか判断がつかない表現は、所在地の窓口に問い合わせると確実です。

Googleマップの運用を任せたいときは

当社の「MEOで同業比較くん」では、近隣の医療機関との比較表を毎月お作りし、写真・診療時間・説明の手直し、投稿、口コミの返信文の作成を行います。説明や返信は、このページで紹介した基準でお作りし、LINEでご確認いただいてから反映します。月額4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。

含まれる作業と料金は、料金のご案内にまとめています。

よくあるご質問

クリニックの集患・集客方法には、どんなものがありますか?

Googleマップ(MEO対策)、医院のホームページ、医療機関の検索サイト、Web予約・順番受付、院内の掲示や受付での案内、口コミがあります。どの方法も医療広告等ガイドラインの基準で書くことが前提で、体験談や治療前後の写真で知ってもらおうとせず、診療時間・診療科目・院内の様子を正確に伝えることから始めます。

クリニックの集客は、何から始めればいいですか?

まず、無料で使えるGoogleビジネスプロフィールで、診療時間・休診日・診療科目・アクセス・院内の写真を正確に整えるのがおすすめです。そのうえで、ホームページや医療機関検索サイトの情報と食い違いがないようにします。どの媒体でも、医療広告等ガイドラインの基準で書くことが前提です。

クリニックが患者さんに口コミをお願いしてもいいですか?

医療広告等ガイドラインのQ&Aでは、医療機関が肯定的な体験談の投稿を依頼すると、謝礼の有無にかかわらず誘引性が生じるとしています。「良い口コミをお願いします」「星5で」といった頼み方はせず、お願いする場合は良い・悪いを問わず感想を自由に書いてもらう形にとどめましょう。

Googleマップに治療前後の写真を載せてもいいですか?

避けてください。医療広告では、誤認させるおそれがある治療前後の写真の広告が禁止されています。外観・受付・待合室・診療室など、院内の様子が分かる写真を載せましょう。

Googleマップの良い口コミを、ホームページに載せてもいいですか?

載せないでください。Q&Aでは、医療機関のウェブサイトに載せる治療等の内容や効果に関する体験談は広告が禁止されているとし、厚生労働省の事例解説書でも、口コミサイトからの転載は違反の例として挙げられています。

書いてよいか迷ったときの相談先はどこですか?

厚生労働省は、都道府県などの医療広告に関する相談窓口の一覧を公開しています。クリニックの所在地の窓口に問い合わせるのが確実です。

クリニックのGoogleマップの運用は、代行に任せられますか?

任せられます。ただし医療広告ガイドラインがあるため、口コミへの返信や投稿をそのルールに沿って書くかどうかを、頼む前に確かめてください。当社は、返信文と投稿をガイドラインに沿って作成し、ご確認いただいてから載せます。当社が2026年10月に、料金を公開しているGoogleマップ運用代行6社を調べた範囲では、月額は税込14,800円〜54,780円でした。当社の「MEOで同業比較くん」は月4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。

この記事について

MEOで同業比較くん編集部合同会社エスコネクト

Googleマップでの見つけられやすさを、近隣の同業他社さまと比べながら整えるサービス「MEOで同業比較くん」の編集部です。記事は、Googleの公式ヘルプや法令・国の資料を確認して書いています。確認した時期は、各記事の出典に書いてあります。

当社が約束していること

  • Googleマップでの表示順位は保証しません。順位を決めるのはGoogleです
  • Googleビジネスプロフィールのオーナー権限は、お店に残したまま作業します
  • 割引や特典と引き換えに口コミを集めることはしません(Googleのルールで禁止)