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歯科医院の集客方法|困りごと別に、Googleマップと医療広告のルールでできること

歯科医院のGoogleマップで、名称・カテゴリ・説明・写真・自費診療・口コミのそれぞれについて、書けることと避けたいことをまとめた表

歯医者・歯科医院の集客(集患)は、近くで歯医者を探している人に、「行けば診てもらえる」と分かる情報をGoogleマップで正確に見せ、来院までの迷いをなくすことが中心になります。歯科医院は数が多く、地図の上で近くの医院と並べて比べられるためです。そのうえで、名前の付け方、治療の書き方、自費診療の料金の載せ方には、歯科ならではの医療広告のルールがあります。

この記事では、歯科医院によくある困りごとごとに、厚生労働省の医療広告等ガイドラインとQ&A、Googleビジネスプロフィールの公式ヘルプとガイドラインをもとに、できることをまとめます。医療広告の基本的な考え方や、ホームページで自由診療を詳しく説明するときの条件は「クリニックの集客方法」で詳しく扱っています。

出典

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歯科医院の集客(集患)方法は、主に7つ

歯科医院が患者さんを集める方法は、次の7つに分けられます。歯科では新しい患者さんを迎えることに加えて、治療が終わった方に定期検診で戻ってきてもらうことも集患の柱になります。

方法得意なこと弱いところ(気をつけること)
Googleマップ(MEO対策)急な痛みで近くの歯医者を探す人に見つけてもらう「痛くない治療」のような表現は書けない
医院のホームページ自費診療の流れやリスクを詳しく伝える広告できる範囲を超えて書くには条件がある
歯科の予約サイト・検索サイト診療時間や場所で比べて選んでもらう診療時間をほかの場所とそろえておく
定期検診のお知らせ治療を終えた方に、次の検診を思い出してもらう受け取ることに同意した方法で送る
院内での次回の予約治療の途中で来なくなるのを防ぐ帰りぎわに次の日時を決めないと間が空く
看板・チラシ医院の近くに住む人や通る人に知らせる診療科名は「歯科」など決まった名前に限る
口コミ説明の丁寧さや院内の雰囲気を伝える良い口コミだけを頼まない

表にあるMEO対策は、Googleマップで見つけてもらい、選んでもらうための取り組みを指します。Googleビジネスプロフィールは無料で、診療時間、予約の取り方、急患の受け入れ方を載せておけます。歯科医院は地図の上で近くの医院と並べて比べられるため、すぐに診てもらえるかが伝わるかどうかで、選ばれる医院が変わります。ここから先は、7つのうちGoogleマップを中心に、困りごとに合わせた手の打ち方を説明します。

困りごと別に、まずやること

困りごと最初に手をつけること
患者さんが来ない(新患が増えない)土曜や夜の診療、予約の取り方、子ども連れや車で来られるかを、Googleマップで答えます
歯が痛い人に見つけてもらえない急患の受け入れ方と、当日に電話してよい時間を説明に書きます
治療の途中で来なくなる初診のときに通院の回数と期間の見通しを伝え、会計で次回の予約を取ります
定期検診に戻ってこない検診の時期をお知らせし、予約し直しやすい入口を用意します
自費診療を知ってほしい自由診療であることと標準的な費用を一緒に書き、効果や症例写真では知らせません
「痛かった」と口コミに書かれた治療の中身に触れず、お詫びと、次から相談してほしいことを返信します

最初に、歯科医院の集客がほかの業種と違う点を3つ確かめておきます。

歯科医院の集客で、先に知っておきたい3つのこと

近くに、比べられる医院が多い

厚生労働省の医療施設動態調査によると、全国の歯科診療所は2026年7月末時点で64,975施設あります。前の月より60施設減っていますが、駅の近くや住宅地では、Googleマップで「歯医者」と探すと、歩いて行ける範囲に何院も並ぶことが珍しくありません。

患者さんは、その中から近さ・診療時間・口コミ・写真を見比べて選びます。医院の名前を知らないまま探す人に選んでもらうには、プロフィールの中身で違いが伝わるようにしておく必要があります。近くの歯科医院と並んだとき、自院が地図の何番目に出ていて、口コミの数や評価にどれほど差があるかは、無料の比較ページで医院名と地域を入れると、上位3院と並べて確かめられます。医院の側で登録をしておく必要はありません。

診療科名として名乗れるのは4つだけ

医療広告等ガイドラインでは、歯科で広告できる診療科名は「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つです。「小児矯正歯科」のように組み合わせることはできますが、法令に根拠のない名称は認められません。ガイドラインは、認められない名称の例として「インプラント科」「審美歯科」を挙げています。

「痛くない治療」とは書けない

Q&Aでは、「歯を削らない痛くない治療(99%以上の満足度)」という表現について、次のように答えています。

  • 「歯を削らない治療」は書けます。削らなくても適正な医療を提供できる範囲に限られます
  • 「痛くない治療」は書けません。科学的根拠がなく、虚偽広告や誇大広告のおそれがある表現とされています
  • 「99%の満足度」は、裏付けが必要です。求められたときに、合理的な根拠を示して客観的に実証できなければなりません

痛みが心配で歯医者を選ぶ人もいますが、プロフィールで「痛くない」と約束することはできません。代わりに、麻酔の方法や、治療の前に説明する時間をとっていることなど、事実として書けることで伝えます。

患者さんが来ない・新患が増えないとき

歯医者を選ぶ人は、通いやすさを重く見ます。虫歯や歯周病の治療は何回か通うことが多く、仕事や学校、子どもの送り迎えの合間に通えるかが決め手になるからです。

患者さんが知りたいことGoogleマップで答える場所
土曜や、平日の夜も診てもらえる?営業時間に、土曜と夜の診療をそのまま登録します
予約はネットで取れる?予約ページのリンクを入れ、電話予約だけなら説明に書きます
子どもを連れて行ける?写真でキッズスペースを見せ、小児歯科の診療を説明に書きます
車や車椅子で行ける?属性で駐車場とバリアフリーを登録し、提携駐車場は説明に書きます
保険は使える?保険診療を行っていることを説明に書きます
どんな雰囲気?受付・待合室・診療室・入口の写真を載せます

名称とカテゴリ

名称は看板どおりの医院名にします。Googleのガイドラインでは、ビジネス名に地名やサービスの説明を付け足すことを認めていません。「〇〇歯科 インプラント 痛くない」のような名前にすると、Googleのガイドラインにも医療広告のルールにも反します。

メインのカテゴリは「歯科医院」にします。Googleマップで梅田の歯科医院を調べると、「インプラント歯科医」「美容歯科医」のようなカテゴリを付けている医院も見つかりました。カテゴリはGoogleが用意した分類ですが、医療広告では「インプラント科」「審美歯科」は診療科名として認められていません。患者さんがカテゴリを診療科名と受け取るおそれもあるため、当社では、追加のカテゴリは実際に行っている診療に合うものにとどめることをおすすめしています。判断に迷うときは、所在地の医療広告の相談窓口に確かめてください。

院長の名前のプロフィール

Googleのガイドラインでは、歯科医師は「個人専門家」として、医院とは別に本人の名前でプロフィールを作れることになっています。歯科医師が1人だけの医院では、Googleは、別々に作るより医院のプロフィールを共有し、「医院名: 歯科医師名」の形で1つにまとめることをすすめています。

歯科医師が複数いる医院では、医院のプロフィールとは別に、歯科医師それぞれのプロフィールを作れます。その場合、歯科医師のプロフィールには本人の名前だけを使い、医院の名前は入れません。

写真

初めての歯医者に行くときは、どんな部屋で治療を受けるのかが気になるものです。次のような写真があると、来院する前に様子が分かります。

  • 診療室の写真を載せます。個室や半個室があれば、仕切りが分かるように撮ります
  • 受付と待合室の写真を載せます。子ども連れの方向けに、キッズスペースも撮ります
  • 入口までの道順が分かる写真を載せます。ビルの2階以上なら、エレベーターや階段の入口も撮ります

治療前後の口の中の写真は載せません。医療広告では、誤認させるおそれのある治療前後の写真を広告できないためです。

歯が痛い人に見つけてもらいたいとき

歯が痛くなった人は、「今日、診てもらえる歯医者」を急いで探します。その場で比べる余裕はなく、電話して診てもらえそうな医院から順に連絡します。

  • 急患を受け入れているなら、説明に書きます。「急な痛みの方は、お電話でご相談ください」のように、連絡の仕方まで書いておきます
  • 電話がつながる時間を書きます。診療中は電話に出られない時間帯があるなら、そのことも書いておくと、つながらない不満を減らせます
  • 営業時間を、午前と午後に分けて登録します。昼休みに「営業中」と表示されると、電話がつながらずに別の医院へ移られてしまいます
  • 祝日や連休の診療は、特別営業時間で登録します。連休中に開けている医院は、それだけで探している人の役に立ちます

治療の途中で来なくなるとき

治療の途中で通院が止まるのは、Googleマップだけでは防げません。多くは「あと何回かかるのか分からない」「予約を取り直すのが面倒」といった理由で、医院の中の対応で減らせます。

  • 初診のときに、通院の回数と期間の見通しを伝えます。「あと2回で詰め物が入ります」のように、終わりが見えると通い続けやすくなります
  • 会計のときに、次回の予約を取ります。帰ってから電話をかけ直す手間をなくします
  • 予約を変えたいときの連絡先を伝えます。キャンセルした人が、予約を取り直さないまま途切れることを防ぎます
  • ネット予約のページがあれば、Googleマップにリンクを入れます。夜中に思い出したときでも、すぐに予約し直せます

定期検診に戻ってこないとき

治療が終わると、次は数か月後の定期検診です。間が空く分、患者さんは忘れてしまいます。

  • 検診の時期が近づいたら、お知らせを送ります。はがき、メール、LINEなど、患者さんが受け取ることに同意した方法を使います
  • お知らせには、予約の取り方を書きます。電話番号と予約ページのURLを入れ、その場で予約できるようにします
  • Googleマップの投稿で、検診の予約の取り方を案内します。投稿もプロフィールと同じ基準で書きます。「今なら〇円でキャンペーン実施中」のように費用を強調する書き方は、ガイドラインで品位を損ねる広告の例に挙げられているため避けます

検診のお知らせを送れるのは、患者さんの連絡先を預かっているからです。個人情報の扱いは、院内の決まりに沿って行ってください。

自費診療を知ってほしいとき

インプラント、矯正、ホワイトニングなどの自費診療(自由診療)を知ってもらいたい歯科医院もあるでしょう。ただし、Googleマップの説明・投稿・サービス欄は、広告と同じ基準で書く前提です。医療広告等ガイドラインとQ&Aでは、自由診療を広告できる条件を次のように決めています。

治療広告できる条件
インプラント国内で承認された医療機器を使う場合に限り、保険が使えないことと標準的な費用を一緒に書けば広告できます
歯列矯正保険診療と同じ方法で行う自由診療の例に挙がっています。保険が使えないことと標準的な費用を一緒に書きます
ホワイトニング承認された医薬品を使う場合に限り、自由診療であることと標準的な費用を書けば広告できます
「審美治療」どの治療を行うのかが明確でなく、誤認を与えるおそれがあるため、広告できません

費用の書き方

ガイドラインでは、標準的な費用を、「10万~12万円」のような幅や「約〇円」で示してもよいとしています。そのうえで、次の点も求めています。

  • 窓口で実際に払う金額の目安が分かるように書きます。麻酔や指導の料金などが別にかかる場合は、それを含めた総額の目安を書きます
  • 一緒に行うのが普通の治療があれば、その分まで含めた総額の目安を書きます
  • 医薬品や医療機器の販売名は書きません。医薬品医療機器等法の広告規制の趣旨によるものです

Googleマップとホームページの分担

Googleマップには、行っている自費診療の名前と、保険が使えないこと、標準的な費用を書きます。治療の流れ、リスクや副作用、症例の説明は、ホームページで行います。ホームページで広告できる範囲を超えて説明するときの条件(限定解除)は、「クリニックの集客方法」の自由診療の節にまとめています。

「痛かった」「説明が足りない」と口コミに書かれたとき

歯科医院の口コミには、治療中の痛み、費用の説明、待ち時間、子どもが怖がったことなどがよく書かれます。どれも、書いた人にとっては大事なことです。返信では、治療の中身や患者さんの症状には触れず、お詫びと、次からどうしてほしいかを伝えるようにしましょう。

返信の例です。

このたびはご来院いただき、ありがとうございました。治療中におつらい思いをさせてしまい、申し訳ございません。痛みや不安なことがありましたら、治療の前や途中でも遠慮なくスタッフにお声がけください。いただいたご意見は、院内で共有いたします。

費用についての口コミには、「費用の説明は、治療の前に必ず行うよう改めて徹底します」のように、医院として改めることを書きます。返信の中でも「痛くない治療を心がけています」とは書きません。返信も医院の名前で誰でも見られる場所に表示されるため、プロフィールと同じ基準で書くのが安全です。

返信の型とほかの例文は「医療広告ガイドラインと口コミ対策」にあります。

口コミのお願いの仕方

医療機関が肯定的な体験談の投稿を頼むと、謝礼がなくても誘引性が生じるとされています。会計のときにお願いする場合も、「良い口コミを」ではなく、感想を自由に書いてもらう形にとどめましょう。依頼・削除・転載がそれぞれどう扱われるかは、「クリニックの集客方法」の口コミの節で表にしています。

近くの歯科医院と比べてみる

同じ駅や同じ通りにある歯科医院と、写真の枚数、土曜と夜の診療の登録、最新の口コミの日付、返信の有無を並べると、自分の医院で先に直すところが見えてきます。Googleは、ローカル検索の順位は主に関連性・距離・知名度で決まるとしています。順位の仕組みは「MEO対策とは」で詳しく説明しています。

Googleマップの運用を任せたいときは

当社の「MEOで同業比較くん」では、近くの歯科医院との比較表を毎月お作りし、診療時間や写真の手直し、投稿、口コミの返信文の作成を行います。説明や返信は、このページで紹介した医療広告の基準でお作りし、LINEでご確認いただいてから反映します。月額4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。

含まれる作業と料金は、料金のご案内にまとめています。

よくあるご質問

歯科医院の集患・集客方法には、どんなものがありますか?

Googleマップ(MEO対策)、医院のホームページ、歯科の予約サイトや検索サイト、定期検診のお知らせ、院内での次回の予約、看板・チラシ、口コミがあります。新しい患者さんにはGoogleマップで診療時間や急患の受け入れ方を正確に見せ、通院中の方には次の予約と検診のお知らせで戻ってきてもらうのが基本です。どの方法も、医療広告等ガイドラインに沿って書きます。

歯科医院の集客は、何から始めればいいですか?

Googleビジネスプロフィールで、診療時間(午前・午後と土曜)、予約の取り方、急患の受け入れ方、駐車場、院内の写真を正確に整えるところから始めるのがおすすめです。どれも無料で、来院を迷っている人がいちばん知りたいことに答えられます。

Googleマップに「痛くない治療」と書いてもいいですか?

書かないでください。医療広告等ガイドラインのQ&Aでは、「痛くない治療」のような科学的根拠のない表現は、虚偽広告や誇大広告のおそれがあり広告できないとしています。「歯を削らない治療」は、削らなくても適正な医療を提供できる範囲であれば広告できるとされています。

インプラントや矯正の料金を、Googleマップに載せてもいいですか?

条件を満たせば載せられます。自由診療であること(公的医療保険が使えないこと)と、標準的な費用を一緒に書くことが条件です。費用は「10万~12万円」のような幅や「約〇円」で示してもよく、ほかにかかる費用があれば総額の目安も書きます。インプラントは、国内で承認された医療機器を使う場合に限られます。

「審美歯科」や「インプラント科」と名乗ってもいいですか?

診療科名としては使えません。歯科で広告できる診療科名は「歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」で、ガイドラインは「インプラント科」「審美歯科」を認められない名称の例に挙げています。ホワイトニングのように、個々の治療の方法を条件を満たして書くことはできます。

患者さんに口コミをお願いしてもいいですか?

「良い口コミを書いてください」というお願いはしないでください。医療広告等ガイドラインのQ&Aでは、医療機関が肯定的な体験談の投稿を依頼すると、謝礼の有無にかかわらず誘引性が生じるとされています。お願いする場合は、良い・悪いを問わず感想を自由に書いてもらう形にとどめます。

歯科医院のGoogleマップの運用を任せると、何をしてもらえますか?

診療時間や休診日の更新、院内の写真の追加、お知らせの投稿、口コミへの返信などです。医療広告ガイドラインで書けない表現があるため、返信や投稿はそのルールに沿って作成してもらえるかを確かめてください。当社が2026年10月に、料金を公開しているGoogleマップ運用代行6社を調べた範囲では、月額は税込14,800円〜54,780円でした。当社の「MEOで同業比較くん」は月4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。

この記事について

MEOで同業比較くん編集部合同会社エスコネクト

Googleマップでの見つけられやすさを、近隣の同業他社さまと比べながら整えるサービス「MEOで同業比較くん」の編集部です。記事は、Googleの公式ヘルプや法令・国の資料を確認して書いています。確認した時期は、各記事の出典に書いてあります。

当社が約束していること

  • Googleマップでの表示順位は保証しません。順位を決めるのはGoogleです
  • Googleビジネスプロフィールのオーナー権限は、お店に残したまま作業します
  • 割引や特典と引き換えに口コミを集めることはしません(Googleのルールで禁止)