飲食店の集客アイデア30選|お金をかけずにできるものから
飲食店の集客アイデアのうち、お金をかけずに今日から始めやすいのは、Googleマップの営業時間・写真・メニューを今のお店に合わせること、店頭で価格と入りやすさを見せること、来てくれた人に次に来るきっかけを渡すことの3つです。広告費をかける前に、すでにお店を探している人や、一度来てくれた人を取りこぼしていないかを確かめておきます。
この記事では、飲食店ですぐに試せるアイデアを30個、8つの場面に分けて並べました。どれも1〜2文で書いているので、できそうなものに印を付けながら読んでください。看板やSNSでの書き方には、景品表示法やGoogleの口コミの決まりなど、気をつけたいルールもあるため、関係するところで短く触れています。ここに並べたことを全部続けるのは大変です。Googleマップの更新と口コミの返信だけでも手放したいときは、当社の「MEOで同業比較くん」が代わりに続けます。
出典
- Google:Google ビジネス プロフィールの公式ページ
- Googleビジネスプロフィールのヘルプ:投稿を作成、管理する
- 同:詳しい営業時間を設定する
- 同:ローカル ビジネス リンク
- 同:混雑する時間帯、待ち時間、滞在時間
- 同:クチコミを増やすヒント
- Googleマップのユーザー投稿コンテンツのポリシー:禁止および制限されているコンテンツ
- 消費者庁:比較広告、有利誤認とは、景品規制の概要
- 同:不当な価格表示についての景品表示法上の考え方
- e-Gov法令検索:健康増進法、道路法
- 厚生労働省:なくそう!望まない受動喫煙
いずれも2026年10月に確認
最初の1ヶ月無料。30のアイデアのうち、Googleマップの更新と口コミの返信は月4,980円(税込)で手放せます。初期費用は0円です。含まれる作業と料金を見る
30のアイデアを、かかる手間で見渡す
| 場面 | アイデアの番号 | 主にかかるもの |
|---|---|---|
| Googleマップで今日できること | 1〜5 | 時間だけ |
| 店頭・看板 | 6〜9 | 黒板やペン代くらい |
| SNS | 10〜13 | 時間だけ |
| 常連づくり | 14〜17 | カードの印刷代 |
| 客が来ない曜日・時間帯の対策 | 18〜21 | 時間と仕込み |
| 季節・イベント | 22〜24 | 時間と仕込み |
| テイクアウト | 25〜27 | 容器代 |
| 口コミ | 28〜30 | カードの印刷代 |
上から順に、お金のかからないものを並べています。全部を一度にやる必要はありません。まず1〜5を済ませ、そのあとはお店の困りごとに近い場面から選んでください。
1〜5 Googleマップで今日できること
お店の近くで「ランチ」「居酒屋」と探す人は、Googleマップに出てくるお店をその場で比べます。ここは無料で直せて、すぐに表示が変わるところです。
- 営業時間を、今の営業に合わせます。昼の休憩を挟むお店は同じ曜日に2つの時間帯で登録し、祝日や臨時休業は特別営業時間で入れておきます。
- 外観と入口の写真を足します。料理の写真ばかりのお店は多く、ビルの2階や地下のお店ほど、通りからの見え方と階段の写真が役に立ちます。
- メニューに価格を入れます。看板の料理とランチの価格帯だけでも載っていると、比べている人が予算をつかめます。
- 予約と注文のボタンを付けます。予約ページやテイクアウトの注文ページがあれば、「予約を取る」「料理を注文する」などのリンクに入れておきます。
- 説明に、よく聞かれる答えを書きます。「お一人さまのカウンター席あり」「全席禁煙」「現金のみ」のように、電話でよく聞かれることを先に書いておきます。
たばこを吸える席があるお店は、健康増進法(改正法の附則を含む)で、営業の広告や宣伝をするときに、喫煙可能室などがある施設だと明らかにすることが求められています。厚生労働省は、喫煙エリアには20歳未満の方は立ち入れないと案内しているので、家族連れが迷わないよう、説明にもはっきり書いておきます。
メニュー・予約リンク・写真の並べ方を、お店を選ぶ人が迷う順にくわしく説明したページは、「飲食店の集客方法」にあります。ランチや夜の食事で比べられたとき、近くの飲食店より上に出ているのか下なのかは、近所の飲食店と並べて見られる無料のページに店名と地域を入れると分かります。上位3社の口コミの数や評価も一緒に出て、登録はいりません。
6〜9 店頭・看板
前を通る人は、数秒で入るかどうかを決めます。店頭で伝えたいのは「いくらで、何が食べられて、今入れるか」です。
- 入口の横に、価格つきのメニューを出します。中が見えないお店ほど、外で値段が分かるだけで入りやすくなります。
- 黒板に、今日のおすすめを手書きします。毎日書き換えると、通勤で前を通る人にも「変わっている」ことが伝わります。
- 入口から店内が少し見えるようにします。扉に貼ったポスターを減らしたり、入口の照明を明るくしたりするだけでも、入りにくさは変わります。
- 置き看板は、お店の敷地の中に置きます。道路法第32条は、道路に広告塔などの工作物や物件を設けて続けて使うときは、道路管理者の許可を受けなければならないとしています。
看板やチラシに「地域No.1」「どこよりも安い」と書くときは注意が要ります。景品表示法は、実際より著しく優良だと示す表示を禁止しています。消費者庁は、ほかと比べる表示には、主張が客観的に実証されていること、数値や事実を正確に引用すること、比べ方が公正であることの3つが必要だとしています。根拠を出せないなら、「創業〇年」「毎朝〇時から仕込み」のように、確かめられる事実で伝えます。
10〜13 SNS
InstagramなどのSNSは、料理や雰囲気を見て「行ってみたい」と思ってもらう場所です。気になった人が、迷わずお店にたどり着けるようにしておきます。
- 料理だけでなく、席と入口も載せます。何人で座れるか、一人で入りやすいかは、料理の写真からは分かりません。
- プロフィールに、住所・営業時間・予約先を書きます。投稿に位置情報を付け、Googleマップにも同じ営業時間を載せておくと、見た人が迷いません。
- Googleの投稿で、今週のおすすめを知らせます。Googleビジネスプロフィールの投稿には「最新情報」「特典」「イベント」があり、期間を設定していない投稿は、6か月たつとアーカイブされます。
- 仕込みや仕入れの様子を載せます。完成した料理より、手をかけているところのほうが、そのお店らしさが伝わることがあります。
Googleの投稿で、お酒の割引を案内するのは避けます。Googleマップのコンテンツのポリシーでは、アルコールは規制対象の商品の例に挙がっていて、割引・クーポン・価格情報などの販促を含むコンテンツは投稿できないとされています。ハッピーアワーやお酒の値引きは、店頭やLINEで知らせます。お店に合わせて書き換えて使える投稿の文面は、「Googleビジネスプロフィールの投稿例文20選」にあります。
14〜17 常連づくり(ショップカード・LINE)
一度来てくれた人は、お店の場所も味も知っています。もう一度来るきっかけを、帰り際に渡しておきます。
- ショップカードに、営業時間・定休日・地図を載せます。財布に入る大きさにして、会計のときに全員へ渡します。
- スタンプカードは、特典を分かりやすくします。物やサービスをおまけとして渡す場合は、景品表示法の景品規制がかかることがあり、来店者にもれなく渡す総付景品の上限は、取引価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の10分の2とされています。
- LINE公式アカウントは、送る回数を控えめにします。新メニューや臨時休業など、受け取った人の役に立つことに絞って送ります。
- 会計のときに、次の楽しみを一言伝えます。「来月から〇〇が始まります」と伝えるだけでも、次に来る理由になります。
18〜21 客が来ない曜日・時間帯の対策
「この曜日だけ客が来ない」「昼と夜のあいだが空く」のは、多くの飲食店に共通する悩みです。空く時間に来やすい人を思い浮かべて、その人に向けた理由を用意します。
- Googleマップの「混雑する時間帯」で、空く曜日と時間を見ます。曜日ごとに切り替えて見られます。ロケーション履歴を有効にしている利用者の匿名のデータから集計された表示で、お店の側では編集できず、訪問データが十分にある店舗だけに表示されます。
- 空く時間だけのメニューを作ります。消費者庁の価格表示ガイドラインでは、決まった営業時間に限って値下げするタイムサービスは、通常は不当表示のおそれはないとしています。
- 空く時間を、予約の席や集まりに使ってもらいます。昼すぎの時間を、少人数の打ち合わせや習い事の集まり向けに貸せることを、説明や店頭で知らせます。
- 平日の夜は、一人客と仕事帰りを迎えます。カウンターの写真と、「一品から頼めます」のような一言があると、一人で探している人が選びやすくなります。
平日の居酒屋とカフェには、それぞれ別の打ち手があります。居酒屋の平日や宴会の話は「居酒屋の集客方法」に、平日の昼や作業目的の人の話は「カフェの集客方法」にあります。
22〜24 季節・イベント
季節のメニューや行事は、常連さんにも、まだ来たことがない人にも、お店を思い出してもらうきっかけになります。
- 季節のメニューは、始まる前に知らせます。Googleの投稿の「イベント」は開始日と終了日を決めて出せるので、期間の決まったメニューに向いています。
- 宴会の時期の前に、コースを載せます。歓送迎会や忘年会の店を探す幹事は早めに動くため、料金と人数を前もってメニューと説明に入れておきます。
- 地域の行事の日は、営業時間を見直します。お祭りや花火の日に時間を延ばすなら、特別営業時間でGoogleマップにも登録しておきます。
「今だけ」「期間限定」と書くときは、実際の条件と合わせます。景品表示法は、価格などの取引条件を実際より著しく有利だと誤認させる表示を禁止しています。消費者庁は、基本価格を書かずに「今なら半額!」とうたい、実際には半額とは認められない料金だった例を挙げています。価格表示ガイドラインでは、「〇日から〇円になります」のように将来の価格と並べる表示は、その価格で売ることが確かな場合以外は適切でないとしています。
25〜27 テイクアウト
テイクアウトは、お店に入れる人数とは別に売り上げを作れる方法です。注文から受け取りまでで迷わせないことが大切です。
- テイクアウトの時間を、別に登録します。Googleビジネスプロフィールでは、宅配やテイクアウトの時間を、通常の営業時間とは別に「営業時間の詳細」で設定しておけます。
- 受け取りまでの目安を、メニューの横に書きます。「お電話から〇分ほどでお渡しできます」のように、お店で実際にかかる時間を書いておきます。
- 袋にショップカードを入れます。家で食べた人が、次はお店で食べてみようと思ったときに、場所と営業時間が手元にあります。
28〜30 口コミ
口コミは、初めての人がお店を選ぶときの大きな手がかりです。お願いの仕方には、Googleの決まりがあります。
- 会計のときに、全員にQRコードのカードを渡します。満足していそうな人だけを選ぶのではなく、来てくれた人みんなに同じようにお願いします。
- 特典と引き換えには頼みません。Googleは、口コミの投稿と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供することを固く禁じていて、「書いてくれたら1杯サービス」もこれに当たります。
- 届いた口コミには、短くても返信します。料理名が書かれていればその料理のこだわりを一言添え、不満にはお詫びと、混む時間帯などの案内を返します。
Googleマップのポリシーは、スタッフに一定数の口コミを集めるよう求めることや、その場で口コミを書くよう強く求めることも禁止しています。カードの作り方と声のかけ方は、「Googleの口コミを増やす方法」にあります。
アイデアを選ぶときの順番
30個のうち、どれから手を付けるかに迷ったら、次の順番で考えます。
- お店を探している人に、正しく見つけてもらえているか(1〜5)
- 見つけた人が、入る前に迷っていないか(6〜13)
- 来てくれた人が、また来る理由を持って帰っているか(14〜17、28〜30)
- 空いている時間や季節に、来る理由があるか(18〜27)
1が崩れていると、ほかのアイデアで興味を持ってくれた人も、閉まっていると思って別のお店に行ってしまいます。営業時間と写真だけは、ほかのことより先に整えておきます。業種別のルールをまとめて確かめられるページは、「業種別:Googleマップで気をつける広告のルール早見表」にあります。
Googleマップの運用を任せたいときは
営業時間の手直しや投稿、口コミへの返信は、一つひとつは小さな作業でも、仕込みと営業の合間に毎週続けるのは楽ではありません。当社の「MEOで同業比較くん」では、臨時休業や季節のメニューに合わせたGoogleマップの更新、投稿、口コミの返信文の作成を引き受けます。返信文はLINEでご確認いただいてから返信し、近くの飲食店と並べた比較表も毎月お送りします。月額4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。
含まれる作業と料金は、料金のご案内にまとめています。
よくあるご質問
お金をかけずにできる飲食店の集客アイデアは、何から始めればいいですか?
まずはGoogleマップ(Googleビジネスプロフィール)の営業時間・写真・メニューを、今のお店に合わせることから始めるのがおすすめです。Googleビジネスプロフィールは無料で使えます。次に、店頭で価格が分かるようにすること、来てくれた人に次のきっかけを渡すことの順に広げていきます。
看板やチラシに「地域No.1」と書いてもいいですか?
客観的な根拠がないなら、書かないでください。消費者庁は、ほかのお店と比べる表示が不当表示にならないためには、主張が客観的に実証されていること、数値や事実を正確に引用すること、比べ方が公正であることの3つが必要だとしています。景品表示法は、実際より著しく優良だと示す表示を禁止しています。
「今だけ半額」のような書き方は、問題になりますか?
実際の取引条件と食い違うと、問題になることがあります。景品表示法は、価格などの取引条件を実際より著しく有利だと誤認させる表示(有利誤認表示)を禁止しています。消費者庁の価格表示ガイドラインでは、将来の販売価格と並べる表示は、その価格で売ることが確かな場合以外は適切でないとしています。一方、決まった営業時間に限って値下げするタイムサービスは、通常は不当表示のおそれはないとしています。
口コミを書いてくれたお客さまに、ドリンクをサービスしてもいいですか?
Googleの口コミでは、できません。Googleは、口コミの投稿と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供することを固く禁じています。肯定的な口コミだけを選んで募ることも禁止です。会計のときに、全員に同じようにQRコードのカードを渡す形にします。
Googleの投稿で、お酒の割引を案内してもいいですか?
避けたほうが安全です。Googleマップのコンテンツのポリシーでは、アルコールは規制対象の商品の例に挙がっていて、割引・クーポン・価格情報などの販促内容を含むコンテンツは投稿できないとされています。お酒の割引は、店頭やLINEなど、ほかの手段で案内します。
スタンプカードの特典に、景品の決まりはありますか?
物やサービスをおまけとして渡す場合は、景品表示法の景品規制がかかることがあります。消費者庁は、来店者などにもれなく渡す総付景品の上限を、取引価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の10分の2としています。迷うときは、消費者庁の資料で確かめてください。
たばこを吸える店は、Googleマップにそのことを書いたほうがいいですか?
書いておくのがおすすめです。健康増進法(改正法の附則を含む)は、喫煙可能室などを設けた施設が営業について広告や宣伝をするときは、そうした施設であることを明らかにしなければならないとしています。厚生労働省は、喫煙エリアには20歳未満の方は立ち入れないと案内しています。
Googleマップの更新や口コミへの返信を任せると、費用はどれくらいですか?
当社が2026年10月に、料金を公開しているGoogleマップ運用代行6社を調べた範囲では、月額は税込14,800円〜54,780円でした。当社の「MEOで同業比較くん」は月4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。営業時間やメニューの手直し、投稿、口コミの返信文の作成までを月額の中で行います。