Googleマップの広告(ローカル検索広告)とは?費用の決まり方と、MEO対策との違い
Googleマップの広告(ローカル検索広告)は、Google広告でお金を払い、Googleマップの検索結果や地図の上にお店を目立たせて出すしくみです。料金は決まった額ではなく、自分で決めた予算の範囲で、広告のクリックなどに応じてかかります。
一方で、ふつうにGoogleマップに出てくるお店の表示は、Googleビジネスプロフィールに登録すれば無料です。この無料の表示を整えるのがMEO対策で、広告とは表示のされ方もお金のかかり方も違います。
この記事では、Google広告の公式ヘルプをもとに、マップの広告がどこに出るのか、何に料金がかかるのか、どう始めるのかを整理し、MEO対策との違いと、広告を考えたほうがよいお店をまとめました。広告より先に無料の表示を整えたいけれど手が回らない、というお店のために、当社でも「MEOで同業比較くん」という月額制の運用代行をご用意しています。
出典
- Google広告 ヘルプ:Google マップでローカル検索広告を表示する
- 同:Google マップに広告を配信する方法
- 同:ローカル広告について
- 同:住所アセットについて
- 同:サービス間のリンク設定: Google ビジネス プロフィールを Google 広告にリンクする
- 同:入札単価と予算の設定
- Googleビジネスプロフィール ヘルプ:Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント
- 消費者庁:表示規制の概要
いずれも2026年10月に確認
最初の1ヶ月無料。当社は広告の運用ではなく、無料で出る表示を整える運用代行で、月4,980円(税込)です。Googleへの広告費は含まれません。含まれる作業と料金を見る
Googleマップのどこに広告が出るのか
Google広告のヘルプでは、Googleマップで広告を出す方法として、主に次の種類を挙げています。
| 種類 | どう表示されるか |
|---|---|
| プロモートピン | 地図の上に、正方形のピンで出ます |
| マップの検索広告 | マップで検索したときの結果に出ます |
| マップの提案広告 | マップの検索結果に出ます |
ふつうのお店のピンは丸い形ですが、プロモートピンは正方形のピンで表示されると説明されています。ヘルプでは、ユーザーがマップでお店を探したとき、地域を見て回っているとき、目的地へのナビを始めたときに、その行動とお店を結びつけて広告を出すとしています。
どの種類の広告が出るかは、使うキャンペーンの種類によって変わります。たとえばマップの検索広告は、実店舗の目標にもとづくP-MAXキャンペーンや、スマートアシストキャンペーンなどで配信されると案内されています。
マップだけに絞って出すことはできない
ここは、始める前に知っておきたい点です。Google広告のヘルプでは、現時点で、Googleマップに限定して広告を配信することはできないとしています。
選んだキャンペーンは、マップのほかに、Google検索などにも自動的に配信されることがあります。「マップに出したいだけなのに、検索結果のほうでも費用がかかっている」と驚かないよう、レポートでどこに出ているかを確かめながら進めます。
費用の決まり方
Googleマップの広告には、「1か月いくら」という決まった料金はありません。いくら使うかは、広告を出すお店が自分で決めます。
何に料金がかかるのか
Google広告のヘルプでは、検索キャンペーンとP-MAXキャンペーンの場合、次のようなクリックに標準のクリック単価がかかるとしています。
| 料金がかかる操作 | 料金がかからない操作 |
|---|---|
| 広告見出しやサイトリンクのクリック | 写真などが並ぶ枠のスワイプ |
| ビジネスプロフィールを開く見出しのクリック | ページやプロフィールに進まない画像のクリック |
| 運転ルートを開く「地図」のクリック | |
| [通話][ルート][ウェブサイト]のクリック | |
| 地図上のピンのクリック |
1人が上の操作を2種類以上しても、料金がかかるのは1種類だけです。電話をかけてからルートを調べた、というような場合でも、2回分かかるわけではありません。
ただし、すべての広告がクリックで料金がかかるわけではありません。実店舗の目標にもとづくP-MAXキャンペーンで、地図にブランドのロゴのピンが出る場合は、表示されるたびに料金がかかる(インプレッション単価)と案内されています。プロモートピンも、キャンペーンの種類によって、表示ごとかクリックごとかが変わります。
予算の決め方
予算は、キャンペーンごとに1日の平均予算として決めます。Google広告のヘルプでは、次のように説明しています。
- 1日あたりの費用は、日によって1日の平均予算を上回ることがあります
- ただし、1日の費用が1日の平均予算の2倍を超えることはありません
- 1か月の請求は、1日の平均予算に30.4を掛けた金額を超えないよう調整されます
1か月に使える金額を先に決めて、それを30.4で割った額を1日の平均予算にすると、月の上限が分かりやすくなります。たとえば、次のようになります。
| 1か月に使える金額 | 1日の平均予算(30.4で割る) |
|---|---|
| 1万円 | 約329円 |
| 3万円 | 約987円 |
| 5万円 | 約1,645円 |
クリック1回にいくらまで払えるかは、上限クリック単価として自分で決めることもできます。
1クリックあたりの単価は、地域や業種、競う相手の多さなどで変わるため、この記事では金額の目安は出していません。まずは無理のない額で始め、実際の数字を見てから増やすか決めるのが安全です。
広告の始め方
Google広告のヘルプでは、マップで検索広告を出す手順として、次の3つを挙げています。
- Google広告のアカウントで住所アセットを有効にする:マップの検索広告を使うには、住所アセットのリンクが必要と案内されています
- 地域ターゲティングを使って、地域ごとに入札する:お店に来られる範囲の人に絞って出します
- キーワードを整える:近くのお客さまが実際に検索しそうな言葉を選びます
住所アセットとビジネスプロフィールのリンク
住所アセットは、広告にお店の住所や地図、お店までの距離を出すための設定です。住所の情報の取り込み元としては、Googleビジネスプロフィールなどがあります。Google広告のヘルプでは、店舗を持っている場合は、ビジネスプロフィールをGoogle広告のアカウントにリンクすることをすすめています。地図にプロモートピンを出すには、このリンクが必要です。
リンクは、Google広告の管理画面の「アセット」から「住所」を選んで進めます。自分が管理しているビジネスプロフィールを選ぶ方法と、一覧からお店に合うプロフィールを選ぶ方法があります。一覧から選んだ場合は、プロフィールに登録されたメールアドレスにリクエストが届き、承認されると住所アセットが広告に出るようになると説明されています。
ビジネスプロフィールで臨時休業や閉業のマークを付けた店舗は、広告には表示されません。広告を出すなら、もとになるプロフィールの情報が正しいことが前提になります。
広告とMEO対策(無料の表示)の違い
Google広告のヘルプでは、ローカル検索広告と、広告ではない通常の表示とでは、Googleマップに表示される仕組みが違うとしています。
| 項目 | マップの広告 | MEO対策(無料の表示) |
|---|---|---|
| お金 | 予算の範囲で広告費がかかります | プロフィールは無料です |
| 出る場所 | マップのほか検索などにも出ます | マップと検索の地図の枠です |
| 出る順番 | 広告の入札などで決まります | 関連性・距離・知名度で決まります |
| 止めたとき | 広告の表示はなくなります | 整えた情報は残ります |
| 必要なもの | Google広告と住所アセット | ビジネスプロフィール |
無料の表示の順番について、Googleは、主に関連性・距離・知名度で決まると公表しています。そのうえで、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないとしています。広告費を払っても、無料の表示の順番が買えるわけではありません。広告を考える前に、無料の表示で自分の店が近所の同業店と比べて何番目に出ているかを見ておくと、広告が要るかどうかを決めやすくなります。店名と地域を入れれば、上位3社と口コミの数や評価も並べて見られる無料の比較ページがあり、登録はいりません。
MEO対策の基本は「MEO対策とは」に、ビジネスプロフィールのどこまでが無料かは「Googleビジネスプロフィールは無料?」にあります。
両方を使うときの考え方
広告をクリックした人も、お店の写真や口コミ、営業時間を見てから行くかどうかを決めます。広告で目に留まっても、プロフィールの情報が古かったり、口コミに返事がなかったりすると、来店にはつながりにくくなります。
そのため、順番としては、無料のプロフィールを先に整え、そのうえで足りない分を広告で補うのが無駄の少ない進め方です。
広告を考えたほうがよいお店
広告は、お金をかければすぐに表示を増やせるのが強みです。次のようなお店は、検討する価値があります。
- 開店したばかりのお店:口コミがまだ少なく、無料の表示だけでは見つけてもらうまで時間がかかるとき
- 近くに同業のお店が多い地域:マップで比べられたときに、まず存在を知ってもらいたいとき
- 期間を決めて人を呼びたいとき:新しいメニューやキャンペーンの期間だけ、表示を増やしたいとき
- 1回の来店や依頼の単価が高い業種:少ない来店でも広告費をまかなえるとき
反対に、プロフィールの情報がまだそろっていない、口コミへの返信が止まっている、というお店は、広告より先にそちらを整えたほうが効果が出やすくなります。広告以外も含めた宣伝の選び方は、「お店の宣伝方法」にあります。
広告を出すときの注意点
広告文の書き方
広告に出す文は、Googleのルールと日本の法律の両方を守る必要があります。Google広告のヘルプでは、マップに広告を出すには、Google広告のポリシーの基準を満たしている必要があるとしています。
日本の法律では、景品表示法が、品質や価格などで実際より良く見せる表示を規制しています。消費者庁の説明では、次の2つが代表的です。
| 種類 | 消費者庁の説明(要約) |
|---|---|
| 優良誤認表示 | 中身を実際より著しく良く見せる表示 |
| 有利誤認表示 | 取引条件を実際より著しく有利に見せる表示 |
「地域で一番」「必ず治る」のような、根拠を示せない言葉は避けます。整骨院や歯科医院、クリニックなどは、景品表示法のほかに業種ごとの決まりもあります。業種ごとのルールは「Googleマップで気をつける広告のルール早見表」にあります。
「Googleの者です」という勧誘
「マップの上位に出す広告の枠があります」といった電話で、すぐの契約を迫られることがあります。Googleマップの広告は、Google広告のアカウントから、予算を決めて出すものです。業者に頼む場合も、誰の名前でアカウントを作るのか、広告費と手数料がそれぞれいくらなのかを、契約の前に書面で確かめます。
数字を見て、続けるか決める
広告は、出したまま放っておくと、来店につながらないクリックにも費用がかかり続けます。Google広告のレポートでは、[ルート検索][モバイル Click-to-Call]などのクリックの種類ごとに数字を確かめられます。最初の数週間は、こまめに数字を見て、続けるか、地域やキーワードを絞るかを決めます。
Googleマップの運用を任せたいときは
広告を出すかどうかにかかわらず、マップでお店を選んでもらう土台は、無料のビジネスプロフィールです。当社の「MEOで同業比較くん」では、近くの同業のお店と口コミや写真、情報の埋まり具合を毎月比べ、差の大きいところからプロフィールを整えます。口コミへの返信文は、LINEでご確認いただいてから送ります。月額4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。
含まれる作業と料金は、料金のご案内にまとめています。
よくあるご質問
Googleマップの広告とは何ですか?
Google広告を使って、Googleマップの検索結果や地図の上に、お店の情報を広告として出すしくみです。Google広告のヘルプでは、マップの検索広告、マップの提案広告、地図上に正方形のピンで出るプロモートピンなどを挙げています。
Googleマップの広告の費用はいくらですか?
決まった金額はなく、広告を出す人が予算と入札単価を決めます。Google広告のヘルプでは、1日の費用が1日の平均予算の2倍を超えることはなく、1か月の請求は1日の平均予算に30.4を掛けた金額を超えないよう調整されるとしています。
どんな操作に料金がかかりますか?
Google広告のヘルプでは、検索キャンペーンとP-MAXキャンペーンの場合、広告見出し、[通話][ルート][ウェブサイト]などのボタン、地図上のピンなどのクリックに、標準のクリック単価がかかるとしています。1人が2種類以上クリックしても、料金がかかるのは1種類だけです。
Googleマップだけに広告を出すことはできますか?
できません。Google広告のヘルプでは、現時点でGoogleマップに限定して広告を配信することはできないとしています。選んだキャンペーンは、Google検索など、マップ以外の場所にも配信されることがあります。
Googleマップに広告を出すには、何が必要ですか?
Google広告のアカウントと、住所アセットが必要です。マップの検索広告には住所アセットのリンクが必要で、プロモートピンにはビジネスプロフィールとGoogle広告アカウントのリンクが必要と案内されています。
広告を出すと、無料の表示(MEO)の順位も上がりますか?
Google広告のヘルプでは、ローカル検索広告と広告ではない通常の表示は、Googleマップに表示される仕組みが違うとしています。またGoogleは、ローカル検索の順位を上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないとしています。
広告やMEO対策を任せると、費用はどれくらいですか?
当社が2026年10月に、料金を公開しているGoogleマップ運用代行6社を調べた範囲では、月額は税込14,800円〜54,780円でした。広告を出す場合は、これとは別にGoogleへ広告費を払います。当社の「MEOで同業比較くん」は広告ではなく無料の表示の運用で、月4,980円(税込)、初期費用0円、契約期間の縛りはなく、最初の1ヶ月は無料です。